消火器の破裂事故にご注意ください！ 　老朽化した消火器の破裂事故が発生しています 。 　令和３年５月、兵庫県内の事業所で火を消そうと従業員が消火器を操作したところ、消火器が破裂し、消火器を操作した従業員が負傷するという事故が発生しました。使用された消火器は、消防法の規定に基づく点検未実施であり、また、製造後３０年以上経過しており、底部が腐食していました。 過去の消火器の破裂事故 平成21年9月 大阪府大阪市 自宅近くの駐車場に置いてあった消火器を触っていたところ、消火器が破裂し頭部を直撃し、男の子が意識不明の重体 平成21年9月 福岡県行橋市 倉庫に置かれていた消火器を誤って操作し破裂、男性が負傷 平成21年9月 愛知県一宮市 消火器の産廃処理中に誤って消火器が操作されて破裂、男性が負傷 平成21年10月 千葉県船橋市 屋外にある消火器の移動中に誤って操作してしまい破裂、男性が負傷 平成22年2月 滋賀県栗東市 消火器のレバーを握ったところ消火器が破裂し負傷 平成23年7月 徳島県那賀町 工事中に放置されていた消火器を移動する際、誤ってレバーを握ったところ消火器が破裂し顎を直撃、男性が負傷 平成23年7月 鹿児島県霧島市 野外にある消火器を動かしたところ消火器が破裂、男性が負傷 平成23年8月 栃木県佐野市 放置されていた消火器の放出操作をしたところ消火器が破裂し、男性が負傷 平成23年9月 大分県宇佐市 産廃処理中、誤って消火器が操作されて破裂、男性が死亡 平成25年6月 宮城県仙台市 消火剤を放出させようと操作したところ、消火器が破裂、男性が負傷 平成25年7月 岡山県倉敷市 消火剤を放出させようと操作したところ、消火器が破裂し顔面を直撃、男性が重傷 平成25年9月 愛媛県松山市 飲食店において消火器（Ｓ５７製）が破裂し、負傷 令和２年3月 愛知県名古屋市 飲食店において初期消火中の消火器が破裂し、容器が顔面に当たり負傷 〇事故の原因および注意事項 ・ これらの事故は、消火器が雨風にさらされている場所や湿潤な場所に置かれていたことにより、本体が腐食していたところに、消火器の操作をしたことで本体に高い圧力が一気に加わり、消火器本体が破裂したものと考えられます。 ・ 消火器は火災時の消火には有効なものですが、錆や変形があったり、古い消火器は、いざという時に使えないだけでなく、腐食の程度が著しい場合は操作することにより破裂する危険があります。老朽化した消火器は早急に新しい消火器に交換していただくとともに、異常が認められるものについては、絶対に使用しないでください。 ・ 錆びた消火器や変形のある消火器は、火災でも訓練等でも絶対に使用しないでください。 〇次のような消火器は処分をお願いします。 ・ひどく錆びている消火器 ・容器などに大きなキズや変形した箇所がある消火器 〈参考〉 ・総務省消防庁のホームページ「消火器の取扱いについて」（別ウインドウで開く） 消火器の取扱いについて　 | 防火対策の推進等 | 総務省消防庁 (fdma.go.jp) ・消火器リサイクル推進センター「廃消火器リサイクルシステムについて」（別ウインドウで開く） 消火器リサイクル推進センター (ferpc.jp) ・消火器リサイクル推進センター「特定窓口　大阪府」（別ウインドウで開く） 消火器リサイクル推進センター | リサイクル窓口検索 (ferpc.jp) ・消火器リサイクル推進センター「指定取引場所　近畿エリア」（別ウインドウで開く） https://www.ferpc.jp/accept/shitei/search.php?area=area_5

作成；警防部 予防課
(2022.01.27)更新